中国語のテキストで、奥様がハマっているあるテレビドラマについて、男性側の意見は「このドラマ、一話だけ見たら結末が分かる、つまらん。」。奥様の意見は「結末が分かったとしても、ストーリーの展開、経過が重要。そこを楽しむ。」というような文があり、ああそうかもと思いました。

 結末が分からないから毎回楽しみに見るというのは、初見のドラマはほぼそうなんだけど恋愛ドラマは大体展開が読めてしまうからそれ以外かな。その興味をより高く呼んだドラマは普段ドラマを見ない層、例えば男性視聴者を取り込み最後には高視聴率を獲れる。ただ見終わった後には残るものが少ない場合もあって、例えば私にとって言えば社会現象を起こした○沢直×とか△政婦の□タとか。放送当時は必至に見てたけど。

 結末を知った上でその過程を楽しむというのはやはり主に恋愛ドラマになるのかな。ほぼ主演たちで展開するので最初である程度は話が読めてしまいます。あとは漫画や小説が原作で先にストーリーを知っていたり、主演俳優のファンだったり、ドラマのキャラを愛するようになったりの場合ですかね。何度も見て幸せに浸りたくなるという。私の場合でいえば好きなシーンがあるジェリーのドラマ、今見ている《最高の元カレ》や、ジェリーは出演していなくても《マイ・サンシャイン》とかですね。既に大陸版の最終回を見ているけれどキャラ達の幸せにもう一度浸りたいというか、その時々の主演の表情や動き、シーンが見たいんですよね。脚本が良くて後味の良いハッピーエンドが多いですね。

 中国語のテキストから先生が言われてたのは、結末重視は一般的には男性が多く、結末を予測できたとしても経過を重視するのは女性に多いと。うーむ。一般的にそう考えている人は多そうだなあ。ネット上でもたまに見るし。女だから韓・華の恋愛ドラマが好きなんだろうとか昼メロ好きなんだろうと言われると何でも良いってわけじゃないからちょっと「イラっ」とするんだけど(笑)、でも否定はできない。

 ともあれ上記2つが合わさった場合は高視聴率を獲れるし更には後の不朽の名作となるんでしょうね。日本でも中華圏でも。