琅琊榜(ろうやぼう)の「飛流」について。



 琅琊榜(ろうやぼう)視聴修了後にツイッター等で感想を見させて貰った時、原作では、飛流は幼い頃から秘密組織で訓練された殺し屋で、その組織が壊滅し、死にかけた時に梅長蘇や藺晨に助けられたらしい…と漏れ聞いておりました。
 ドラマ内では、藺晨に助けられたらしい事と、梅長蘇に優しくされ懐いている、という描写だけですけどね。

 ちょっと調べてみると、ドラマファンが多いのでネ、色んなところに文章が。

瑯琊榜 (小说)wikiより飛流の欄。(この頁、繁体字と簡体字が混ぜこぜだけど)

梅長蘇之貼身護衛。
修練熙日訣,武功高強,身法奇诡,但心智不全。實力之強連蒙摯,夏江都不敢輕敵。
被梅長蘇寵如幼弟。害怕藺晨。
出生在秦州沿海,年幼時被捉到東瀛神秘組織中,與世隔絕,以藥物及靈術控制修習秘術,以被首領控制進行暗殺,竊密。
組織因誤殺東瀛皇太子而招致覆亡後,流離在外,凍餓將死時,被到東瀛找藥材的藺晨救回。雖清藥毒,腦傷卻無法痊癒。藺晨常捉弄其,實為鍛鍊其腦力。
---------------------


 どれどれ。時代劇や武術に詳しくないので用語が変かもしれませんが~、
 飛流は秦州沿海の出身で、幼い頃に(他の文献では海賊に)捉えられて東瀛(とは日本のことかな?)の秘密組織の中へ。世間とは隔絶され薬物と霊術のもと秘術を習得、リーダーに操られ暗殺等の任務を遂行する。組織が暗殺の標的を間違え東瀛皇太を殺してしまい、それが組織の滅亡を招いた。その後組織から離れ流浪、凍死餓死寸前のところを東瀛に来て薬の材料を探していた藺晨に救われる。薬物は解毒できたが脳には障害が残った。藺晨がいつもからかうのは、脳を鍛錬するためでもある。

 前に微博やツイッター等で見させて頂いたものと大体同じなんだけど、最後の、藺晨がいつもからかうのは彼の脳を鍛錬するため、が~~!なるほど。藺晨のちょっかいが飛流のリハビリのためだと思って見ると、より愛情を感じますね。wiki等で飛流は藺晨を「苦手、嫌い」の類の言葉で書かれているけれど、ラスト近い時の飛流の藺晨への表情は「信頼」でしたからね。
 藺晨、やっぱり良い人だったか~~

 それから他のところで読んだものでは、飛流の武術が陰だとすると蒙大統領(蒙摯)は陽、飛流は同じタイプの(秘術系)の人には凄く強いけれど、正統派の武術を極めた蒙大統領にはどうしても敵わず、また薬物等でコントロールされていたので(虐待されていたような感じですよね)、それで身体の中の力が蒙大統領には敵わないとのことでした。
 なるほど蒙大統領は表舞台の人、常に陽の当たる場所にいる人のイメージでしたものね~。
 
 原作小説では霓王は梅長蘇と恋仲ではなかったりして少し違う部分があるらしいので、文献は参考程度、これらはドラマを楽しむ上では不必要な情報ではあるでしょうけれど、個人的には広がった気が♪
 

 あ、最近こちらでも繁体字と簡体字が混ざって書いていることがあります。梅長蘇は中国では梅长苏ですし飛流は『飞流』、演じた吳磊(ウー・レイ)くんは中国では主に簡体字『吴磊』ですよね。琅琊榜のfacebookは台湾の方がやっておられるのかな、繁体字になっていることが多いです。中国のドラマで中国の俳優さんたちなので基本簡体字で…と思いつつ、たまに文字化けすることがあるのと、日本での表記は繁体字が多いことで、こちらでは統一しきれていませんでスイマセン。